
会社で問題が起きると、多くの人は原因を探します。
売上が落ちた。
人が辞めた。
クレームが増えた。
納期に遅れた。
すると、
営業が弱いからだ。
採用がうまくいかないからだ。
管理職の能力が足りないからだ。
そんな話になります。
もちろん、それらも原因の一つかもしれません。
しかし、私はこれまで多くの会社を見てきて、あることを感じています。
それは、
「最初に見つかった原因は、本当の原因ではないことが多い」
ということです。
例えば、人が辞める会社があります。
原因を聞くと、
「最近の若者は我慢が足りない」
という話になることがあります。
しかし、話を聞いていくと、
評価基準が曖昧だったり、
管理職が育っていなかったり、
将来の方向性が見えなかったりする。
辞めたことが問題なのではなく、
辞める理由を作っている構造が問題だったりします。
また、売上が伸びない会社があります。
営業力不足だと言われます。
しかし実際には、
商品が顧客のニーズに合っていなかったり、
社内の意思決定が遅かったり、
顧客情報が共有されていなかったりする。
営業の問題に見えて、組織の問題だったりします。
問題は目に見えます。
構造は目に見えません。
だから私たちは、どうしても見える問題に意識を向けてしまいます。
しかし、見える問題だけを解決しても、しばらくすると同じことが繰り返されます。
なぜなら、本当の原因が残っているからです。
強い会社は、問題を見ない会社ではありません。
問題の奥にある構造を見る会社です。
誰が悪いのか。
何が起きたのか。
だけではなく、
なぜそれが繰り返されるのか。
なぜその判断が行われたのか。
そこまで考えます。
問題を解決することは大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、問題を生み出す構造を理解することなのかもしれません。
あなたの会社が向き合っている問題は、本当にその問題なのでしょうか。
それとも、もっと奥に別の原因が隠れているのでしょうか。

