コラム「大我の一滴」問題は、起きたときに価値を下げるのか。
― 本当に評価を下げるのは何なのか

問題は、起きたときに価値を下げるのか。

「問題が起きてしまった。」
その瞬間、会社の価値が下がったと感じてしまうことはないだろうか。

クレーム、トラブル、ミス。
どれも避けたいものだ。

できることなら起きてほしくないし、
起きたときには、評価が落ちたのではないかと不安になる。

しかし、本当にそうなのだろうか。

ある会社で、小さなトラブルが発生した。
取引先とのやり取りに行き違いがあり、
結果としてクレームにつながった。

内容だけを見れば、決して大きな問題ではなかった。

だが、その後の対応で評価は大きく分かれた。

すぐに状況を整理し、説明し、再発防止を示した会社は、
むしろ信頼が深まった。

一方で、事実の確認に時間がかかり、
説明も曖昧なまま時間だけが過ぎた会社は、
小さな問題にもかかわらず、評価を落とした。

問題の大きさは、同じだった。

違いは、起きた後の“見え方”にあった。

評価を下げるのは問題そのものではなく、「どう扱われたか」である。

問題は避けられない。
だが、その扱い方は選ぶことができる。

ではなぜ、この差は生まれるのか。

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