コラム「大我の一滴」儲かる会社の社長は、決断の前に何を考えているのか。
― 利益を左右する「考え方」の差

同じ業界。
同じような規模。
同じような商品。
それなのに、利益が何倍も違う会社があります。

その違いは、営業力でしょうか。
社員の能力でしょうか。
資金力でしょうか。

もちろん、それらも影響します。
しかし、多くの会社を見てきて感じることがあります。

利益は、「決断の質」で決まることが少なくありません。

例えば、新しい設備を導入するとします。
価格を比較する。
性能を比較する。
ここまでは、多くの会社が行っています。

しかし、利益を伸ばし続ける会社は、その先まで考えます。

現場は本当に使いこなせるだろうか。
教育にはどれくらい時間がかかるだろうか。
維持費はどれくらい増えるだろうか。
担当者が辞めても運用できるだろうか。
五年後も競争力につながっているだろうか。

一方で、利益が伸び悩む会社ほど、「今」だけを見て判断してしまうことがあります。

価格。
納期。
目先の効果。

そして数年後、
「あの投資は失敗だった。」
という結果になります。

問題は、判断力ではありませんでした。

考えるべきことを、考え切れていなかったのです。

優秀な経営者ほど、自分の勘だけで決断しません。

「何か見落としていないか。」

一度立ち止まり、さまざまな角度から確認します。

経営の世界には、その「考え漏れ」を防ぐための考え方や整理の方法があります。
難しい理論ではありません。
社長一人では見えにくい視点を補い、より良い判断をするための道具です。

利益は、売上だけで決まるものではありません。

一つひとつの経営判断が利益を生み、その積み重ねが会社の未来をつくります。

だから、利益の差は、社長の能力の差ではなく、
「どこまで広く考えられたか」
の差なのかもしれません。

あなたの会社では、重要な経営判断の前に、何を確認していますか。

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