コラム「大我の一滴」社長は、自分の会社を正しく見ているだろうか。
― 会社が変わらない本当の理由

「うちの会社は大丈夫。」

そう思っていた会社が、
突然、大きな問題を起こすことがあります。

業績の悪化。
社員の大量退職。
不祥事。
資金繰りの悪化。

その多くは、ある日突然起きたように見えます。

しかし、本当に突然なのでしょうか。

実際には、小さな変化はもっと前から始まっています。

社員の表情。
現場の空気。
取引先の反応。
数字のわずかな変化。

「以前と少し違う。」
そんなサインは、必ずと言っていいほど現れています。

問題は、そのサインがなかったことではありません。

見えていなかったことです。

人は、自分が見たいものを見ます。

「大丈夫だ。」
と思えば、大丈夫な理由を探します。

「まだ問題ない。」
と思えば、問題ではない証拠を集めます。

だからこそ、経営では自分の思い込みを疑うことが欠かせません。

自分とは違う意見に耳を傾ける。
現場へ足を運ぶ。
数字だけではなく、その背景を見る。
会社を客観的に見る仕組みを持つ。

こうした積み重ねが、大きな問題を防ぎます。

会社は、問題があるから弱くなるのではありません。

問題が見えなくなったとき、本当に弱くなります。

会社を守るために必要なのは、
未来を予測する力ではありません。

小さな変化に気付く力です。

あなたは最近、自分の会社を「思い込み」ではなく、「事実」で見たことがありますか。

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